ホンダ・インサイト
1999年、ホンダ初めてのハイブリッド車が誕生した。
それがインサイト。
2シーターで燃費に特化したような車だった。
軽いし早いし走り回るだけなら魅力的な車だ。
2代目は5人乗りのハッチバックになった。
初代のように特殊な車ではなくて、結構普通の車だ。
でもフィットにハイブリッドが設定されると、みんなそっちを買うよね。
それでいつの間にか消えていった。
プリウスが露骨な価格設定で潰しにきたのも痛かったのだ。
そんなインサイトの3代目が日本で発売されたのが約1年前。
今度はセダンになった。
プリウスのようにいかにもハイブリッドですという感じはまったくしない。
至極まっとうなセダンだね。
インサイトという車名は一緒だが、各代でそれぞれジャンルが違う。
同じなのはハイブリッド専用車という事だけだ。
3代目のインサイトは実質シビックのハイブリッド。
車名をシビックハイブリッドとしてもおかしくはなかった。
ホンダとしてはインサイトという車名に随分とこだわりがあるのだな。
まあ、プリウス対抗ということで、インサイトという名を消すことはプリウスに負けることみたいに感じるのだろうか。
同じくホンダのジェイドはオートバイからミニバンへと変わった。
それに比べればまだ自動車という中での変遷なので、セダンになったことぐらいは些細なことか。
インサイトにはシフトレバーがない。
CR-Vのハイブリッドなどと同じようにボタンなのだ。
今後はもうちょっと下の価格帯の車も、このようなボタン式になっていくのだろうかね。
シビックにもないが、このインサイトにも4WDの設定がない。
プリウスとは車格が離れたが、こちらには4WDの設定がある。
アコードにも4WDはないし、昔あったインスパイアにもない。
4WDが欲しい人はレジェンドを買えってか。
2シーターのスポーツクーペ、ハッチバック、セダンと変化してきたインサイト。
4代目はどうなるのだろう。
流行りにのってSUVか。
今回のシビックハイブリッドをインサイトと呼ぶパターンからすれば、CR-Vハイブリッドをインサイトと呼んでもおかしくはない。
おかしいか。
あるいはミニバン。
オデッセイあたりのハイブリッドをインサイトと呼ぶ。
売れないかな。
意表を突いて軽自動車はどうだろう。
軽自動車にハイブリッドシステムを搭載することで車重が増加。
燃費が悪くなるという稀なハイブリッド車の誕生だ。
そもそもハイブリッド専用車が必要なのか。
今は多くの車の最上グレードとしてハイブリッドがある。
ハイブリッド専用の車を作る必要はなくなったのだ。
じゃあインサイトのガソリン車を作ればいいか。
シビックを改名してインサイトだ。
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