イナズマン
イナズマン 雷のことを稲妻とも言うが、それに「ン」をつけただけのヒーロー、それがイナズマンだ。 イナズマンの放送が始まったのは昭和48年10月。 私が8歳の頃だ。 この頃の超能力は、子供にとって憧れの能力だった。 今もかね。 サイコキネシス、テレパシーはバビル2世が使いこなしていた。 テレポーテーションはエスパー魔美だ。 で、その超能力を使うのが主人公の渡五郎。 超能力を発揮してサナギマン、そしてイナズマンに変身するのだ。 だが、色んな超能力を自在に操って活躍すると言うよりは、イナズマンに変身するのが超能力なのだ。 いきなりイナズマンには変身出来ず、まずはサナギマンに変身、そこでエネルギーを蓄えてからイナズマンに変身だ。 という事は、渡五郎はイモムシと言う事だね。 対するは帝王バンバの率いる新人類帝国。 超能力集団のはずだが、あんまりショッカーとかと変わりがなかった。 もう少し超能力バトルを展開してほしかった。 バビル2世的な戦いの実写バージョンを期待したが、全然そんな事はなかったね。 イナズマンを助ける少年同盟という集団が登場した。 仮面ライダーにおける少年仮面ライダー隊だね。 以前の記事→ イナズマンの少年同盟は超能力がなくても入れた 少年仮面ライダー隊は自転車に乗って走り回ってただけだったが、少年同盟はキチンと敵と戦うのだ。 さすが超能力があれば、子供でも新人類帝国と戦えるのだ。 この少年同盟、元々はマンガ。 それがイナズマンに脇役として登場したのだ。 少年同盟は子供達の集団だが、それに混ざる渡五郎はもう少年ではないよね。 イナズマンが乗るのはオートバイではなく自動車だった。 この自動車がカッコよかった。 ライジンゴーだ。 道路を走るときはそれなりに自動車っぽいが、これは空も飛べるのだ。 空を飛ぶ時はもっと獣っぽくなる。 これがカッコよかったのだ。 イナズマンは25話で終了。 あんまり人気がなかったのだろうか。 リニューアルしてイナズマンフラッシュに番組が変わった。 イナズマンフラッシュの敵はデスパー軍団。 デスパーって、エスパーのもじりなのだろうかね。 イナズマンの原作は少年サンデーで連載。 こちらはけっこう超能力の戦いが描かれていた。 マンガでは最後まで敵はバン...