帰ってきたウルトラマン第1話『怪獣総進撃』
帰ってきたウルトラマン 第1話『怪獣総進撃』 昭和46年4月2日放送 冒頭から海上で戦っているタッコングとザザーン。 初めてリアルタイムでウルトラマンを見た私はきっと興奮したんだろうな。 最初っから怪獣同士の戦いだもん。 タッコングは名前の通りタコのような怪獣。 タコラではなくタッコング。 タコラだとクレクレになってしまう。 ザザーンは海藻をまとわりつけたような格好だ。 なんたってヘドロ怪獣だからな。 世界各地が異常気象に覆われて、小地震が頻発し怪獣達が一斉に目を覚ましたらしい。 帰ってきたウルトラマンでは防衛軍の基地は海底にある。 『エム・エイ・ティー、マットとは、モンスターアタックチームの略称である。国際連合機構の地球防衛組織に属し、地球の平和を守る為にあらゆる怪事件に挑む特別チームなのだ』とナレーションで説明がある。 これまでは科学特捜隊やらウルトラ警備隊やらだったが、今回はアルファベット3文字のMAT、マット。 基地がなんで海底にあるのかわからないが、私的にはイマイチな設定だった。 やっぱり富士山麓の地下がいいな。 マットアローの発進シーンでワンダバが流れ始める。 帰ってきたウルトラマンを思い出す時には自動的に脳内で流れ出すBGMだ。 飛び立ったマットアロー1号とマットアロー2号。 戦っている二匹の怪獣タッコングとザザーンに攻撃を仕掛ける。 ミサイルを撃つが、威力がないのか怪獣達はまったく気にしてない様子だ。 場面は変わって坂田自動車修理工場。 『ウルトラマン』ではハヤタのプライベートはまったく出てこなかった。 それが『帰ってきたウルトラマン』ではかなりの割合で主人公郷秀樹のMAT隊員以外の場面が出てくるのだ。 郷秀樹とは昭和の人気アイドル、郷ひろみと西城秀樹を足したような名前だが、登場は郷秀樹の方が早いのだ 次郎が「怪獣だ怪獣だ」と知らせに来る。 そして逃げる人々の流れに逆らって怪獣に向かって行く。 次郎を追いかける郷。 怪獣同士の戦いは、タッコングが勝利してザザーンが倒された。 弱いな、ザザーン。 名前もなんかいい加減につけたっぽいし。 石森ヒーローのビビューンやバシャーンやズシーンと同じ感覚。 残ったタッコングに攻撃するマットアロー。 全然効いてないようだな。 次郎に追いつい...