DVD ウルトラマンレオ VOL.1 |
どちらも夕方の再放送タイムの定番のひとつだった。
ウルトラセブンはいつの間にか再放送しなくなり、代わりによく再放送されたのがウルトラマンレオだ。人気があったのだろうか。
ウルトラマンレオをリアルタイムで見ていたのは私が小学校3年生のときだ。それからよく再放送されて、高校生ぐらいの頃まで見ていたか。
第3話『涙よさよなら…』
城南スポーツセンターで、トオルが雲梯をしている。それを応援しているトオルの父。トオルが無事できたのを喜んでいる。
トオルはカオルの兄だが、1話2話にはなぜか登場せず、今回が初登場だ。
トオルとカオルの3人での帰り道、フィンガー5の恋のダイヤル6700を歌いながら歩いている。この曲が発売されたのは放送の前年の昭和48年12月。収録時では最新の曲だったのだろう。レオの世界では時代設定がいつになっているのだろうか。
トオルの父親がツルク星人に殺されてしまう。
胴体が真っ二つにされたのだ。
ツルク星人は両手が刀になっている宇宙人。人を殺すことしか考えてないのだろう。その刀でバッサリだ。真っ二つになった父を棒立ちで見つめるトオル。
ツルク星人は地球侵略とか考えておらず、宇宙の通り魔だ。
トオルの前にウルトラマンレオのバッチを落としていく。
レオに対する挑戦状のつもりだったのか。
トオルはウルトラマンレオが犯人だと思う。
ウルトラマンレオのバッチが落ちていたからって、レオが犯人だとは普通は思わないだろう。
もともと母はおらず、ツルク星人に父も殺されてしまったトオルとカオル。二人を預かることにしたMACの鈴木隊員。
車で鈴木隊員の自宅に向かう途中、ツルク星人に襲われる。
今度はこの鈴木隊員がツルク星人に斬り殺される。よくある名字なので、初めて覚えたMACの隊員名だがすぐに出番はなくなった。
ダンとツルク星人の戦い。そこに割って入ったゲンだが、ダンに殴られ気絶している。どうして殴ったりしたんですかと怒るゲンに、あのまま戦っていれば殺されていたぞとダンは言う。ツルク星人は2段攻撃を仕掛けようとしていたというのだ。
2段攻撃というのがよくわからないが、フェイントを使った技だろうか。
そもそもゲンも相手が等身大ならば、レオに変身して踏み潰せばよかったのではないか。
そんなことを察したのか、今度は巨大化して暴れるツルク星人。
巨大化したツルク星人は怪獣のような姿になっている。
これまでのウルトラシリーズでは巨大化しても姿形は変わらなかったが、ツルク星人は怪獣のような姿になった。
等身大と巨大化バージョンと2種類の着ぐるみを作ったのだ。
巨大化というよりは、変身というべきか。ゲンが変身してウルトラマンレオに変わるように、等身大のツルク星人も変身して巨大化したのだ。
マッキーではない戦闘機が撃墜されるとダンは撤退を命じる。
ツルク星人にかなわないMAC。MACは腰抜けだと市民から言われていると言うゲン。
ダンはツルク星人を倒すためにマッキーのスピードを倍にするように指示する。
戦闘機のスピードをいきなり倍に出来るのか。
もし出来るのなら初めからそうしておけばいいのではないか。
とはいえそれでも星人には勝てないと踏んでいるダン。
ツルク星人を倒すのはレオしかいないと考えているのだ。
ツルク星人の2段攻撃に勝つには3段攻撃しかないというダン。
ツルク星人が現れ、スピードアップしたマッキーで攻撃するMAC。
なぜかマッキー1号は出てこない。
撃墜された戦闘機を見て変身するゲン。
ツルク星人にかなわないウルトラマンレオ。
等身大の時には人間を真っ二つにしていたので、レオも切られるかと思いきや、ゴツゴツ叩かれていて、切られるのとはまた別のダメージだ。等身大の時は両腕が刀だったが、巨大化後は刀というよりも木刀になった感じだ。
カラータイマーが鳴り出したレオはエアープレンスピンで投げ出される。
2分40秒のタイムリミットが過ぎ、レオは海に沈んだまま次回に続くとなった。
(昭和49年4月26日放送)
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