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2017/10/03

ウルトラマンレオ第7話『美しい男の意地』の感想


ウルトラマンレオ DVD VOL.2
ウルトラマンレオの特徴の一つはダンとゲンの特訓だろう。
たまにならいいが、毎回だとやはり嫌になる。
それに毎回特訓をしなければ勝てないとは、ウルトラマンレオはよっぽど弱いんだなと思ってしまう。
少なくとも、強いなあとは思わない。
怪獣や星人もそこまで強いとは思えないし、ただただレオは弱いんだなあという印象しか残らなかった。

第7話『美しい男の意地』

地球侵略を狙う怪獣ケンドロス。
宇宙から地球に向かって何かを発射した。
それは城南スポーツセンター前に落ち、あっという間に芽を出し花を咲かせた。
発射したのは種だったのだ。
怪獣が宇宙から攻撃してくるのに、宇宙ステーションのMAC本部は何をしているのか。何もしていないのだ。であるなら宇宙にある意味があるのか。

咲いた花を摘むカオル。宇宙人のゲンはその花が宇宙からのものであると見破った。
だがカオルと百子の反対にあって取り上げることができないゲン。
「ナントカ星のナントカという花で、綺麗だけど危険な花なんだよ」とかなんとか言って取り上げればいいんではないか。ゲンはMACの隊員なのだし、おかしな行動ではないはず。こんな体たらくなので、レオに変身しても負けてばかりいるのだ。

ダンに責められるゲン。花がケンドロスと合体するととんでもないとダンは言う。
ゲンは百子の言葉をひいて反論し、さらには花が怪獣と合体する前に倒せばいいと豪語した。
「ブラックギラスとレッドギラスが合体する前に倒せばいい」
「ツルク星人が2段攻撃を繰り出す前に倒せばいい」
などなど、口で言うのは簡単だ。

花がクルクル回り出して百子たちを襲う。そこでゲンはウルトラマンレオに変身。
その後でケンドロスが現れる。
花とケンドロスは合体。
花の大きさ(カオルが摘めるぐらいの大きさ)を考えるとケンドロスはけっこう小さいはずだが、巨大化したのかけっこうでかい。
ケンドロスは花をブーメランのように使ってレオを攻撃する。
ここで前回会得した真剣白刃取りを使う絶好の機会なはずだが、レオはなぜか使わない。先週はたまたま受け止めただけだったのか。
怪獣の上をジャンプして飛び越えている。そこでなぜレオキックを使わない。
レオを倒さないまま途中でどこかへ行くケンドロス。

MAC基地に帰らずスポーツセンターに帰るフラフラのゲン。
MACに帰ればダンの特訓が待ち構えているからだろう。
MACへの帰還拒否症だ。

「怪獣は花と合体する前なら、MACでもやっつける事が出来た」とダンは言う。本当だろうか。
「ブラックギラス1匹だけなら、MACでもやっつける事が出来た」
「ツルク星人が手を刀に付け替える前なら、MACでもやっつける事が出来た」
言うのは簡単だが説得力はない。

怪獣が仙台に現れたと言うダン。
仙台に怪獣が出現というのは珍しい。

ダンとゲンの特訓。今回は次々とブーメランを投げるダン。
前回登場したカネドラスのアイスラッガー対策では変な機械を使ったが、今回のようにブーメランを使った方がよほど効果が上がったのではないだろうか。
途中からキン肉マンの鉄のカーテンのようになるゲン。さらに叫んで無防備になるゲン。
そこでブーメランを受け止めるゲン。
ブーメランを受け止められればいいと思うが、そこで特訓終了ではなくまだまだ続く。

百子とタケシに特訓を手伝ってもらうゲン。
タケシはともかく百子の投げるブーメランの威力など大したことはないのではないか。
それでも何かをつかんだ様子のゲン。
背景が真っ赤に染まる。

ケンドロスが飛んでいくのを見たゲンたち。
レオに変身して追いかけるのかと思いきやゲンのまま。
マッキーが撃墜されてから変身。
レオはケンドロスのブーメランを次々に叩き落とす。
太陽を背にジャンプ。レオは自らが八つ裂き光輪みたいになり最後の1個のブーメランを切り離す。
ケンドロスの最後は転がっていきビルに激突し爆発。
ウーム、確かに花と合体する前ならあのMACでも倒せたかもしれない。

本編終了後の次回予告。
暴れまわる怪獣ベキラに対しMACは総力を結集したが効き目はなかったとのナレーション。
MACの攻撃の効き目があった試しがない。来週もまたかと早くも視聴率低下の予感がする予告だ。

(昭和49年5月24日放送)


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