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宇宙鉄人キョーダイン

宇宙鉄人キョーダイン(昭和51年) 子供の頃の私にとって、特撮と言えばウルトラシリーズ。 ウルトラマンやウルトラセブン、帰ってきたウルトラマンやウルトラマンエース、タロウ、レオの円谷ヒーローたちだ。 それに対して東映ヒーローは等身大のアクションヒーローで、特撮って感じはしなかった。 その東映が作った特撮ヒーローが『宇宙鉄人キョーダイン』だ。 当時買っていたテレビランドの告知ではスカイブラザーとなっていた。 それが変更されてキョーダインになった。 兄弟だからキョーダインって、安易だな。 数字の京と単位のダインにもかけているようだ。 京はきょうじゃなくてけいって読むんだけどね。 キョーダインは等身大ヒーローではあるが、変形してジェット機や車に変化、そこからはミニチュアによるアクションなのだ。 テレビランドやテレビマガジンでも、その辺を強調していた。 兄貴ロボット、スカイゼルはスカイミサイルやスカイジェットに、弟ロボットのグランゼルはグランカーやグランミサイルに変形。 ミサイルに変形したら爆発してそれで終わりになるんじゃないのかな。 実際はミサイルと言うより、ただのジェット機だったね。 戦う相手はダダ星地球侵略ロボット軍。 こちらのダダロイドも変形してキョーダインと戦う。 最初の頃のタンクーガやバズカード、ダイキライやガトリンガーなんかはキチンと変形していたが、ちょとずつ変形がショボくなり、途中から変形しなくなった。 それに伴い、キョーダインも変形しなくなった。 変形がセールスポイントだったのに、その変形が見られないのはどういう事だ? 子どもたちの反応が良くなかったのだろうか。 そんな事はなかったと思うがな。 でもキョーダインは手だけ変形してデカくしたりはしていたぞ。 途中から敵にガブリンというのが出てきた。 こいつが大将だが右手だけのロボットだ。 ということは左手や左足、右足、頭、胴体など他のパーツのガブリンもいるんだろうかね。 ガブリン5人衆というのも出てきた。 こいつらが毎週出てきてキョーダインと対戦、ダダロイドは出てこなくなった。 一体で出てきたり全員で出てきたり、再生されて出てきたり、ブラックナイトにされて出てきたりと忙しい。 ガブリンクィーンというのも出てきた。 普通のヒーロー物のように毎週...

ウルトラマンレオ第24話『美しいおとめ座の少女』の感想

マッキー3号のオモチャを砂場で拾ったことがある。 ダイキャストのちょっと重いオモチャだ。 持ち主が取りに来ると思っていたが、一週間たってもそのまま置いてある。 TVでのMACの不甲斐なさに腹を立てて捨てたのかな。 第24話『美しいおとめ座の少女』 MAC基地。 「隊長、宇宙船です」 「何?かなりのスピードだな」 「このスピードでは、地表に激突します」と会話しているが、ただ見ているだけのMACの隊員達。 出動して地球に激突する前に何とかしたらどうだ。 東京の都心とかに激突されたらエライことだぞ。 案の定、どこかに激突した宇宙船は大破した。 炎の中で、宇宙船に乗っていたっぽい少女と老人がいた。 「おじいさま、大丈夫? おじいさま、しっかりして」 MACは宇宙船が墜落してから、墜落地点のBX003地区へ出動した。 遅いよな。 パトカーみたいにサイレンを鳴らして急行。 なんか大きな装置を背負った隊員もいるぞ。 でもこの隊員は取り立ててなにも見つけず、ゲンが金属片を見つけた。 「隊長、地球のもんじゃないですね」 「よーし、この地区のパトロールを強化しよう」 金属片どころか、宇宙船自体が地球のものではないんではなかろうか。 翌日、ゲンと佐藤隊員がマックロディーでパトロールしている。 病院では少女が往診を断られていた。 病院から出ても、病院を恨みがましく睨みつけている。 怖いな。 少女は走り出し、マックロディーの前に飛び出した。 慌てて降りるゲンと佐藤隊員。 何も言わずに行こうとする少女を、ゲンは呼び止めた。 「君、顔に泥が。これで拭きなさい、さぁ」 と言いながら白いハンカチを差し出すゲン。 少女はドロをぬぐうとハンカチを返し、どこかへ行ってしまった。 ゲンは道路に何かが落ちていることに気づいた。 「宇宙金属」 ゲンは少女を追おうとしたが、少女はもう見当たらない。 「おい、どうかしたのか」と佐藤隊員。 「いえ、何でもないです」 何でもないですって、なぜ秘密にした? 下心があるのか、ゲンよ。 夜の城南スポーツクラブ。 トオルやカオルや百子が帰った後、昼間の少女が現れた。 「お願いです。助けてください。おじいさまが死にそうなんです」 ゲンの職場を探していたのだろうか。 「君は、地球人じゃな...

ウルトラマンレオ第23話『ベッドから落ちたいたずら星人』の感想

ウルトラマンレオは似顔絵が難しかった。 子供っていうのは色々絵を書きたがるものだが、私はレオの絵を上手に書けた試しがなかった。 なんと言っても角が難しい。 これは子供に限らず、学年誌のレオの特集を見てもあんまりカッコよく書けてない。 そんな点もレオがあんまり人気のない原因ではないだろうか。 そんな中、内山まもるのマンガだとレオがカッコいい。 実際のレオを写し取ると言うよりは、カッコよく見えるようにアレンジして書いているのだね。 それで私は内山まもるのウルトラマンレオを真似して書いてみた。 カッコよく書けた。 第23話『ベッドから落ちたいたずら星人』 「宇宙、それは君たちも知っているように、数え切れないほどの星がきらめき、吸い込まれそうに広い無限の世界。ほら、あそこに光っている星。 あれはコロ星っていうんだが…」のナレーションで始まる第23話。 まずは出てくる星の名前がコロ星だ、コロ星。 ふざけた名前の星だね。 ウルトラマンレオで、星人の母星が出てきたのは初めてだろうか。 16話でアトラー星が出てきたが、これは写真だった。 他のウルトラシリーズでも、星人の母星が出てくる事はあんまりない。 コロ星人の声はサザエさんに出てくるカツオにそっくりだ。 ベッドからどこかへ落ちて行った。 まあ、多分地球に落ちるんだろうけどね。 地球では子どもたちがMACごっこをしている。 古びた廃車のバスに『リトルMAC隊本部』の看板をつけている。 MACのマネなんかして楽しいのかね。 ガキ大将はダンのマネなのか松葉杖を持っている。 隊長なのだ。 ガキ大将の隊長が隊員の子どもたちに命令を出した。 女の子ふたりにはパトロール、男の子達には掃除を命じている。 適材適所とは思えない采配だ。 掃除は隊長車と本部の掃除。 隊長車って言っても子供なので自動車ではなく自転車だ。 イヤイヤながらも応じるのは、隊長がおやつをくれるかららしい。 隊長になったのもそういう経緯からかね。 掃除をしているトオルはベッドを見つけ、隊長に報告する。 男の子達がベッドを点検しているとカオルが「ミミズのお化けがいるの」と言って戻って来た。 パトロールの成果だね。 行ってみるとなるほど地面から何かが生えている。 勇敢にもすぐさま引っ張り始める隊長。 ...

ソニーのベータマックスSL-MV1

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ベータマックスSL-MV1 昭和58年発売。 定価298,000円。 ラジオとテープレコーダーが合体したのがラジカセ。 ラジオを録音するテープレコーダーが付いているのは理にかなっている。 ラジオやテープレコーダーは未だにあるし、ラジカセもひとつのジャンルとなって未だに続いているぞ。 消しゴム付き鉛筆も便利。 ドラえもんとのび太が合体したのびえもんもいる。 男と女が合体したアシュラ男爵はどうだろうか。 ゴテンクスなんてのもいるぞ。 スマートフォンなんて色んなものが合体している。 二つのものが合体すると相乗効果で利便性がアップするのだ。 まあ、なんで一緒にしたってものもあるけどね。 であればビデオにはテレビが合体するのが一番だ。 発売当時高校生だった私が欲しかったベータマックスがこれ。 ベータマックスSL-MV1。 茶の間にはベータマックスSL-F11があった。 ベータがVHSに負けるとはつゆほども思わず、ベータテープのコレクションは増えていった。 で、自分の部屋にもテレビが欲しくなる。 ビデオも同様。 一人で見たいビデオは色々あるのだ。 そんなときに発売されたのがこのSL-MV1だ。 でも値段が高くて手が届かない。 298,000円。 ポータブルベータマックスとポータブルテレビを足したものだから、当然これくらいの値段が当然なんだろう。 でも高いよね。 この値段で一体どれくらい売れたのだろうか。 デッキ部はSL-B5だ。 SL-B5はSL-F1をさらに小型にしたポータブルベータマックス。 別売りでチューナーもあり、設置型としてTV番組も録画できる。 ビデオデッキをどうして持ち歩くのかというと、これにカメラをつけて録画するのだ。 SL-MV1のデッキ部は、何のヒネリもなくSL-B5そのまんまの感じだね。 ソニーの設置型ベータマックスでは出来るベータⅠの再生は出来ない。 まあ、使わないだろうからね。 このSL-MV1の後継機種は発売されなかった。 あんまり好評ではなかったのだろうか。 後年ソニーが8ミリビデオを発売し始めたとき、同じコンセプトのビデオコンボを発売した。 確かにベータマックスよりもカセットサイズの小さい8ミリビデオの方が、一体型には有利だったよね。 最大外形寸法:...