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2020/05/05

【映画の感想】フランケンシュタインの怪獣 サンダ対ガイラ

フランケンシュタインの怪獣 サンダ対ガイラ(昭和41年公開)

映画はたいてい公開されてから何年かするとテレビで放送される。
このサンダ対ガイラもテレビで放送された記憶がある。
映画は昭和41年の公開で、テレビでの放送は昭和46年ごろか。
だが放送開始は午後8時!
子供の私は眠る時間だ。
冒頭にダイジェストみたいなのが流れて、それを見た後に就眠。
サンダとガイラが戦っているシーンが怖かった。
翌日、起きていて見た友達がいて内容を自慢げに話したが、よく起きていられたなあ。


漁船の操舵室に巨大タコの足が侵入し、操舵手にからみつく。
巨大イカの話はよく聞くが、今回はタコだ。
フランケンシュタインも現れ、大ダコと戦い始める。
前作『フランケンシュタイン対地底怪獣』でフランケンシュタインは大ダコと戦い消えていったが、まだ戦いは続いていたのか?
だがそうではなかった。
後で出てくるサンダが前作のフランケンシュタイン。
そこから分裂したのがガイラ、このガイラが大ダコと戦っていたのだ。
フランケンシュタインは泳いで逃げる人々を追いかける。
怖いよな。
こんなデカい奴が泳いで追いかけて来るなんて。

前回のフランケンシュタインは巨大な人間という感じだったが、今回のフランケンシュタインは怪獣的だ。
羽田空港に現れて女子事務員を食べてしまう。
ビアガーデンに現れた時も女性を食べようとしたが、この時はライトを浴びせられて食べられず。
光に弱いのだ。
前回はバラゴンの役割を今回はサンダがしている。

そもそもこの映画は続編ではないそうで、設定は似ているが姉妹編だということだ。
水野久美はそのままだが、博士は違う人だし、フランケンシュタインも毛むくじゃらになってるしな。
子供の頃のフランケンシュタインまで毛むくじゃらだ。

人を食べる凶暴なフランケンシュタインは海が住処、前作のフランケンシュタインは山が住処。
山のフランケンシュタインはサンダ、海のフランケンシュタインはガイラと名付けられる。
山なのでサンダ、海なのでガイラなのだな。

今回自衛隊は大活躍で、ガイラをかなり追い詰めた。
メーサー車だ。
これが人気になったのか、ゴジラ映画にも出演だ。

最後は二匹とも海底火山の噴火に巻き込まれて消え去った。
火山が出てきた段階で誰もが思いつくラストシーン。
あれに巻き込まれて終わりじゃないの?
その予想通りの終わり方。
前回もいきなり大ダコが出てきて終わったが、今回もいきなり終了だ。
前作に登場のバラゴンはこの後ゴジラ映画に出演したが、フランケンシュタインの出番はこの後はない。