【1000文字小説】動かない「無限大」 6月 25, 2013 いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます。本作品は、Kindle書籍に収録するため、現在ブログ上では非公開としています。Kindle Unlimited利用および出版契約上の規約により、全文公開ができないことをご了承ください。もしご興味をお持ちいただけましたら、ぜひ書籍版にてお楽しみいただければ幸いです。 リンク<1000文字小説・目次> リンクを取得 Facebook × Pinterest メール 他のアプリ
ソニーのステレオラジカセ・ソナホーク 5月 11, 2020 ソナホーク 長年続いたドデカホーン。 その後に出たソナホーク。 重低音はそのままに、ジャイロステージで本体を動かすというカッコいいCDラジカセだ。 ZS-7 平成3年11月。 69,800円。 ZS-7の大きな特徴は、電動スタンドのジャイロステージ。 自分の方へ向かってソナホークを動かす事が出来るのだ。 左右だけではなく、上下にも動かせる。 まあ、実用性はともかく、動かす事自体が楽しいのだな。 また、幅480mmというコンパクトボディーをアピールしている。 同じカタログに載っているドデカホーンCFD-500の幅は640mm。 確かに、ググッと凝縮されたデザインだな。 プレッシュCFD-K10も幅480mmだが、こちらはシングルカセット。 ZS-7はダブルカセットなのだ。 型番は従来のCFDではなくZSになった。 ZSはソニーの製品にいまだに使われている。 使われているがCDラジカセではなく、カセットのないCDラジオだ。 ●最大外形寸法:幅480x高さ198x奥行252.5mm(EIAJ) ●重さ:7.9kg(乾電池含む) ZS-5 平成3年10月。 54,800円。 サイズ、重さはZS-7と一緒。 だがこちらには、ソナホークの一番の特徴であるジャイロステージがついてない。 動かす為には別売の電動スタンドを購入する必要があるのだ。 まあ、動かなくたっていいやって人がこちらを買ったんだろう。 この別売の電動スタンド、ソナホーク以外のラジカセにも取り付けられたら良かったのにな。 ●最大外形寸法:幅480x高さ198x奥行252.5mm(EIAJ) ●重さ:7.9kg(乾電池含む) ZS-3 平成4年5月。 46,000円。 ソナホークの下位機種。 双子のようなZS-7とZS-5とは違い、ZS-3は幅が530mmとデカくなった。 ジャイロステージがついてないので動かせないが、別売りのジャイロステージ(11,000円)は使える。 ●最大外形寸法:幅530x高さ210x奥行233.4mm(EIAJ) ●重さ:6.7kg(乾電池含む) ZS-6 平成4年10月。 54,800円。 ソナホーク4機種目。 ソナホークの型番は7、5、3と奇数で展開する... Read more »
ソニーのステレオラジカセ・ジルバップ 6月 05, 2017 昭和50年代 16cmウーファーと5cmツイーターの2ウェイ4スピーカーを搭載した、発売当時のステレオラジオカセットの最高峰。左右のツイーターや中央部のLRレベルメーターが際立つようなデザインは大きな話題を呼び、「ジルバップ」の愛称でベストセラーとなりました。スピーカーの開口率を上げ、キャビネット構造は音質重視の設計を採用。操作キーをフロントに下ろすことで、コンポーネント感覚も強くアピールしています。 ソニーのホームページから引用。 → ソニーのジルバップのページ ソニーから発売されたステレオラジカセ、ジルバップ。 全部で8機種が発売された。ドデカホーンが出るまでは、このジルバップシリーズが最高数を誇っていた。 ジルバップのヒットで、それまでのモノラルラジカセ中心のラインナップからステレオラジカセがメインになっていった気がする。 以下、発売順にまとめてみた。 ジルバップ CFS-6500 昭和52年発売。 定価57,800円。 初代ジルバップ。 この機種がヒットしたのだろう。 その後続々とジルバップを名乗るラジカセが作られた。 どのジルバップも最上位機種ではなく中間機種だった。よくある例で、消費者は高いものと安いものの間に挟まれた中間のものを選びやすいというが、ジルバップはまさにこの例だったのか。 正面中央にあるレベルメーターがいい感じ。全体的に作りが安っぽい感じがしない。 テープのむき出しになっている面を下にする「正立透視型」を採用。カセットデッキによくあるタイプがラジカセでも採用されたのだ。それだけでも本格的っぽい。テープのラベルが逆さまにならなくて見やすかった。 ■以下、カタログより引用。 大きさ:幅475×高さ298×奥行128mm 重さ:7kg スピーカー:16cmウファー、5cmツィーターの2ウェイ×2 実用最大出力:総合4W(2W+2W EIAJ/DC) 周波数特性:ノーマル 50〜10,000Hz Fe-Cr 50〜13,000Hz ジルバップマークⅡ CFS-6500Ⅱ 昭和53年発売。 定価59,800円。 初代ジルバップの正統進化。 デザインは初代と変わらない。大きさも重さも一緒。出力が初代4W→6Wにパワーアップした。 ■以下、カタログよ... Read more »
ソニーのビデオデッキ・EDV-9000 2月 24, 2022 ソニーのビデオデッキ・EDV-9000 EDV-9000 295,000円。 昭和62年9月発売。 EDV-9000はEDベータの1号機。 EDV-9000はベータマックスと呼ばずにEDベータビデオデッキとなった。 この頃は毎年1月8日にビデオ関連の発表が何かしらあった。 昭和62年はS-VHSの発表だ。 互換性重視の為に思い切った高画質化をしないと思っていたVHSがまさかのS-VHS化。 チマチマとハイバンド、スーパーハイバンドで高画質化してきたベータをあっさりと追い抜いた。 高画質がセールスポイントのベータがVHSに負けるわけにはいかないという事で、S-VHS対抗に発表したのがEDベータ。 水平解像度がS-VHSの400本に対してEDベータは500本。 テレビ録画するのにはかなりのオーバースペックだが、将来普及するかもしれないEDTVを見込んでの事だ。 自動車でも、制限速度以上のスピードは出る。 スペックには余裕があった方が画質は上がるのだろう。 もしS-VHSが出てこなかったらEDベータも出てこなかった? それともいずれ出て来たのだろうか。 EDベータの開発開始はSL-HF3000の発表時だという。 S-VHSよりもEDベータの発表の方が早かったら、S-VHSのインパクトもさほどなかったかも知れない。 EDV-9000は発売当時の定価が295,000円。 当時のランナップの中では最高機種だ。 歴代ベータマックスの最高機種の価格は以下の通り。 SL-J7は279,000円。 SL-J9は298,000円。 薄さ8センチのSL-F11は278,000円。 ベータハイファイ初搭載のSL-HF77は299,000円。 ベータプロSL-HF900は意外(?)と安く239,800円。 EDV-9000のベースになったっぽいSL-HF3000は288,000円。 これまでの30万円を切る価格設定はEDベータになっても同様だ。 いくらマニア向けのEDベータとはいえ30万円を超えた値付けはしなかったのだ。 EDベータはベータの高画質バージョンだが、テープは専用のメタルテープを使用する。 なので従来のベータではEDベータの録画再生は出来ない。 EDベータ用のテープはED-Metal。 EL-500で3,500円、EL-250で2,800円。 なんとまあ、お高いことか。 ... Read more »
ソニーのベータマックス・SL-HF77 2月 23, 2023 SL-HF77 昭和58年発売 定価299,000円 コズミ家ではベータマックスSL-F11を使っていた。 SL-F11はビデオプロフィールの愛称通り、高さが8センチと薄くてカッコイイ。 奥行は結構あるのだが、まあ正面から見るだけだから問題はない。 従来の機種で録画したビデオテープをSL-F11で再生すると、冒頭40秒ほどが再生されないという。 この8センチを作る為に多少の互換性を犠牲にしたのだ。 ベータ1を早々に見切って再生だけにしたソニーらしい。 SL-F11は画質も当時のベータマックスの中ではナンバーワンだった。 VHSを含めてもイチバンだった(個人の感想)。 ソニーがSL-F11の次に出した最上位機種は音声を進化させたハイファイビデオ、SL-HF77だ。 またまた新しい規格の登場になる。 それまでのビデオの音はあんまりイイ音ではなかった。 それがカタログスペックで、音声周波数特性 20Hz~20kHz、音声ダイナミックレンジ 90dB、音声ワウ・フラッター 0.005%WRMS以下という高性能になったのだ。 SL-HF77はデザインはSL-F11を少し厚くしたような感じで、高さが10.5センチ。 ベータハイファイを高さ8センチに収めるのは無理だったのだろう。 厚くなった本体の左側にはオーディオっぽくレベルメーターがついている。 録画再生、早送り巻き戻しなどの操作スイッチ以外はパネルに隠されている。 SL-F11はパネルを開けると本体側にスイッチがあったのだが、 SL-HF77ではパネルにスイッチがくっついている。 コレは使いやすくていい。 SL-F11だとスイッチが押しにくかったのだ。 でもちょっとオモチャっぽくもあって高級感はない。 音声はベータハイファイのおかげでSL-F11以上、でもベータノイズリダクションやF11で録画した音声多重放送は主従が混ざって聞こえる。 SL-F11は画質がよかったので、単純にその画質にハイファイ音声がプラスされたと思っていたのだが、それがどうした、画質が悪い。 それまでのソニーは解像度を重視した画作りだったのが、どこかボヤけた画になってしまったのだ。 色が多少淡くても、解像度バッチリがソニーの画作り。 それがボケボケの画になってしまったのだ。 絵作りの傾向を変えたなんていう言い訳も聞いたような気もするが、下位機種ならまだしも... Read more »
【1000文字小説】アヤカいます! 12月 26, 2025 その店はクレープ屋だったが、半年であっけなく閉店した。商店街の角にある、間口の狭い十坪ほどの細長い店舗だ。次の月、同じ場所にタピオカ屋がオープンした。店の前には行列ができていた。店の中にはクレープ屋で働いてたバイトの女の子の姿があった。アヤカだ。瞳の色が少し茶色がかっているため、光が当たるとキラキラして見えた。だが表情は、タピオカをシェイクする手つきと同じくらい淡々としていた。タピオカ屋は一年で潰れた。アヤカはシャッターが降りた店をじっと見つめた。何らかの決意表明をしているようにも見える。 店は次に小さなサンドイッチ屋になった。ショーケースの奥で、アヤカは満面の笑みでサンドイッチを作っていた。彼女の隣には、もう一人、若い男の子がバイトとして働いている。店の外で並んで歩く二人の姿も時折見られた。アヤカの笑顔はクレープ屋にいた頃よりも、タピオカ屋にいた頃よりも更に明るく、生き生きとしていた。 店が開く少し前、彼女はいつも、古びた自転車に乗ってやってきた。スタンドを立て、前カゴに積んだ水筒とポーチを取り出す。細い腕で鍵をかけ、カゴをポンと叩いてから、店の入り口へ向かう。その一連の動作は、雨の日も風の日も変わらない。 サンドイッチ屋は一年半で無添加の調味料を専門に扱う店に変わった。清潔感のある白い内装に、シンプルなラベルの瓶が並ぶ。レジに立つアヤカは落ち着いたベージュのエプロンを身に着け、商品を丁寧に袋に詰めていた。彼女の表情はどこか大人びて見えた。客が「いつもここにいるわね」と話しかけると、彼女は穏やかに微笑んで「家が近いんです」と答えた。とは言っても自転車で二十分の距離だった。自分の勤めた店が次々と閉店したのは自分の力不足もその一因だと思い、リベンジする気持ちもあったのだった。 店が変わるたびに、アヤカも少しずつ変わっていく。前髪が短くなったり、メイクをしたり、笑顔も増えていく。その変化は、淡々と、だが確実に彼女の中に刻まれていく。店の看板は変わっても、店の看板娘はいつも変わらない。 商店街の店は、また変わっていくかもしれない。だが、アヤカがここにいる限り、この場所の物語は、いつまでも続いていくと思いたかった。彼女は今日も笑顔で元気な声で「いらっしゃいませ!」と声をかけている。「今度こそ続け」と願いも込めて。そして、閉店後はいつもと同じ古びた自転車に乗って、商... Read more »