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2017/11/28

一球入魂の創刊号


昭和52年創刊。
定価280円。
日本スポーツ企画出版社。

『一球入魂』は昭和52年に創刊された野球専門の月刊誌。
週刊ベースボールというのがあるが、それの月刊みたいなもんだ。
大きな特徴は、マンガ家の水島新司が編集長だ。

この頃の水島新司は絶好調だった。
マンガの連載だけではなく、作品が映画やテレビアニメになったのだ。
昭和51年からは『ドカベン』のアニメが放送開始。
木之内みどり主演の映画『野球狂の詩』が昭和52年、テレビアニメも昭和52年に1回、翌昭和53年からレギュラー放送。
『一球さん』もテレビアニメが昭和53年から放送開始だ。
そんな水島新司が大人気の時代に創刊されたのだ。

野球マンガがメインの月刊誌『どっかんV』も同じ頃に創刊された。
こっちは発売元が学研。
『学習』とか『科学』の学研だ。
どっかんVの創刊号を買うと、バット型のボールペンがもらえた。
友達が学校に持ってきて自慢していた。
聞いてみるとどっかんVを買うともらえると言う。
私も欲しくなって買った。ボールペンが欲しくてどっかんVを勝ったのは他にも数人いた。
このボールペン欲しさに買った友達は私の他にもチラホラいたので、販促品としては効果ありだったな。

普通のマンガ雑誌がB5だったが、この『どっかんV』はちょっと大きめ。
買ってからしばらくした本はダンボール箱にいれていたのだが、これだけきちんと入らないので邪魔になった。
ボールペンがついていた創刊号は買ったが、次からは買わなかった。
この頃のマンガ雑誌はジャンプ、マガジン、サンデーと週刊誌がメインだった。
月刊誌はもう時代遅れ(?)だった。

さて、水島新司の『一球入魂』創刊号。
こちらはおまけにボールペンなどついてない。
マンガは水島新司と五十嵐幸吉の2本だけ。
マンガ以外の、野球の記事がメインなのだ。
巻頭はカラーグラビアで、当時のスター選手10人が載っている。
王、野村、張本…。
それから水島新司編集長のマンガ『へい・マックス』
12球団のメンバー表。
12球団ニュースとか。
月刊誌なので速報性はまったくない。