1000文字小説とは
文字通り1000文字で書かれた小説の事。1000文字ちょうどだけではなく、1000文字前後の小説も1000文字小説と呼んでいる。
大抵は空白(スペース)を一文字とは数えない。
1000文字小説は1000文字で書くというわかりやすさがあるが、元々小説の長さの規定には明確な定めがない。
ウィキペディアやその他の情報によれば、大体の目安は以下の通り。
目安なのであくまで「程度」「ぐらい」となる。
ショートショート、掌編→原稿用紙20枚ぐらいまで
短編→原稿用紙10枚〜80枚程度
中編→原稿用紙100枚以上300枚未満程度
長編→原稿用紙300枚以上
20枚のショートショートもあれば10枚の短編小説もある。
81枚から99枚までは空白だ。短編中編どちらでもいいんだろう。あんたはまだ子供なんだからとかもう大人なんだからといいように使い分けられる頃みたいに。
1000文字小説はショートショートであり、掌編に含まれる。
文字数を決めた文学の形としては、俳句や短歌がある。
俳句であれば17音、短歌は31音。
これらは指を折りながら数える事が出来るし、そうやって文字数を数えながら作っていくが、1000文字小説だとそうはいかない。
1000文字でも指を折りながら数え事は出来るが、まあ現実的ではない。
原稿用紙に書いても枚数はわかるが文字数は結局1文字1文字数えなければわからない。
だが、パソコンのエディタやワープロソフトを使えば瞬時に文字数がわかる。
基本的に文字数カウントのソフトを使わないといけないので随分現代的な文学だ。
1000文字小説はいつから始まったのか
目指せインターネット文豪1998年に実業之日本社「チャレンジ!公募」編集部が主催し、1000文字小説が募集された。
私はこれに応募していたが、それ以前に1000文字小説という言葉を聞いた事がなかった。
「1000文字以内の短編小説」という呼称では長いので、「1000文字小説」となったのだろうか。
ネット上にはこれ以上の情報はなさそうだ。
リンク
〈1000文字小説・目次〉