ウルトラセブンのレーザーディスク第11巻。10巻までは怪獣、星人、ロボットが主役だったが、今回はウルトラホークが中心になっている。
第42話「ノンマルトの死者」
第43話「第四惑星の悪夢」
第44話「円盤が来た」
第45話「恐怖の超猿人」収録。
第42話 ノンマルトの使者
僕の故郷M78星雲では地球人のことをノンマルトと呼んでいる。ノンマルトとは人間のことだ。だが、たしかに少年はノンマルトと言った。それはどういう意味だろう。人間でもないノンマルトがいると言うのだろうか、というダンの声。前任の恒点観測員からその辺の引き継ぎはなかったのだろう。ノンマルトは今海底にいるよとか、ノンマルトの代わりに人間が地上にいるぞとか。
海底都市はキリヤマの攻撃命令によって破壊された。
海底も人類のものになったのだ。
人類的にはこれでいいのかもしれないが、セブン的にはどうなんだろう。侵略者=地球人の味方をしてしまったと苦々しく思ったのだろうか。
「ノンマルトがほんとに地球の先住民だったのかどうか、それは全てが消滅してしまった今、永遠の謎となってしまったのです」とナレーション。
再放送を一緒に見ていた姉はえらく興奮した様子で、考えさせられる〜とか言っていたが、当時の私はあんまりわからなかった。
第43話 第四惑星の悪夢
ダンとソガと話している長官、顔の部品を外して中のメカを手入れしてもらっている。長官はロボットで女性秘書は人間らしい。女性が気を悪くしたらめちゃくちゃにされそうなのだが、どうなのだろう。四つの月を見るダンとソガの二人。月が随分と近くに見える。気球とかですぐに着きそうだ。
建物の中で変身し、建物を破壊するセブン。いきなり巨大化するってのは周りの人間を巻き込むのではないか。
いつもと違うエメリウム光線。ボッボッボッボッという感じで出している。
第四惑星は存在したのか?
ダンとソガの二人が見たのは夢だったのか?
二人同時に同じ夢っていうのもないだろう。
ソガ隊員は撃たれたのだから、その怪我で分かるものではないか?
やれやれ、あれは夢だったのだと安心したら、傷が残っていて慄然とするのはよくあるパターンだ。
そもそもなんで夢ということにしてしまうのだ。たとえ1000回の通報が1000回とも嘘でも、出動するのが我々の義務ではないかというキリヤマ隊長の言葉もある。
現実だったと認めて、第四惑星に対して警戒するのが警備隊の任務ではないのか。
第44話 円盤が来た
今回は青年フクシンが主人公。ダンも警備隊もセブンも脇役だ。セブンの変身シーンもないし、戦闘シーンもパッとしない。ペロリンガ星人の名前、自分たちがつけたのだろうか。このペロリンガ星人はこれまで何人もペロリンガ星へ地球人を連れて行っているようだ。地球がいやになった人を親切で連れて行ってあげているのだろうか。フクシンもペロリンガ星へ行きかけたようだが、ポインターで送られて帰って来た。ペロリンガ星人の少年は今回のフクシンのように、ペロリンガ星へ行きたい人間をスカウトしていたのだろうか。
第45話 恐怖の超猿人
中学校の同級生の女の子がゴーロン星人にそっくりだった。いつも見るたびに思っていたが口には出せなかった。顔を忘れてしまっても、ゴーロン星人を見ると思い出す。アンヌに似た子はいなかった。残念だ。
ダンに計画を話すゴーロン星人。
猿と人間の脳波を入れ換えて、猿が支配するようにするという作戦だ。
猿の惑星がヒットしたが、猿が支配するというアイディアをセブンに取り入れたらこうなったという作品だ。
侵略者が謎の回もあれば、こうやって星人が説明してくれる回もある。
計画通りにはいかず、猿人間のゴリーもうまく支配できなかった。
最後はエメリウム光線でバラバラにされた。本当にバラバラだ。